2006.03.24
有限会社五常(佐賀県西松浦郡有田町、安永宏美社長)は呼子のイカを特殊パックする事により、活きたままで首都圏の料理店等に販売している。これまではイカの性質上、従来は九州から関東まで活魚運搬車などを利用しても、活きの状態で届ける事は不可能とされてきた。同社は特殊パックとエアー便を使う事によりこれを可能とした格好だ。
ゴールデンウィーク前後の呼子町はイカの活き造りを求める観光客で賑わいをみせるが、同社のこのサービスにより、都会にいながらにして本場の活き造りを堪能する事が可能となった。また、イカの冷凍化で商品価値が下がり、収入の減少に陥っていた地元漁師の間からも「活きたイカ」の商品価値に期待する向きも強いという。
同社は昨年より本格的に営業展開を開始。東京の消費者の反応は「透き通ったイカを見るのも初めて、手が動き、帆が光るイカに感動した」等の声が寄せられている。また、スルメイカが主流の東京では、プロの板前からも「肉厚・歯ごたえ・甘さ等どれをとっても、比べ物にならない」との評価が得られているという。
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