2006.12.17
豊田通商株式会社(愛知県名古屋市、清水順三社長)は、東京都八王子市に等価交換方式による病院と建物を一体とした構造の分譲マンションを開発し、2006年12月より事業計画を開始するすると発表した。
同計画は、「仁和会総合病院」(八王子市明神町4丁目/193床)を運営する財団法人仁和会の病院建替えに伴い、同病院の費用負担を極小化するスキームとして等価交換スキームを採用し、現状と同規模の延べ床面積を確保しつつ新築病院として返還するもの。従来の建物での余剰分容積を最大消化し、老朽化病院建替えと付加価値マンション開発を両立させる日本初の事例となる。同社では、分譲マンションの総事業費の中で病院建築費を賄い、更に新規開発マンションには総合病院と入居者の双方向コミュニケーションを可能とした数々のメディカルサポートを付与し、新世代型分譲マンションの一類型ともなる「メディカル・マンション」と位置付け、開発分譲を行う。
今後同社では、このような「ワンストップ・マンション」の確立に向け、メディカルマンションをコアとした病院一体型分譲マンションを引き続き開発し、3年後には全国で年間1,000戸の供給を目指す。
「メディカル・マンション(仮)」 概要
所在地:東京都八王子市明神町4-8-1
構造・規模:免震構造、地上21階、総戸数104戸(予定)
総事業費:約58億円
竣工予定:2009年9月
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