2007.09.22「動く固有の景観」、富山ライトレール。経営も滑り出し順調。
かつては「駅裏」だった富山駅北口。
近年は近代的なビルが林立し、「表玄関」である南口に遜色ない景観となっている。
その北口の景観を、「固有のもの」として決定付けたのが、昨年4月に開業した「富山ライトレール」だ。
富山ライトレールは、旧JR富山港線の一部を「路面電車」とし、利便性を高めた「新しい乗り物」で、あたかもヨーロッパの街角を思わせるような洒落たデザインの電車が、富山駅北口の広場に滑り込む。
まさに動く「固有の景観」だ。
開業前は「経営の先行き」を不安視する声も聞かれたようだが、現在のところ滑り出しは順調。高齢者による利用など、新たな需要を掘り起こしていると言う。
「新幹線」に備え、駅前地区で景観デザイナーを全国から公募。
富山駅周辺の「景観」に関する動きは、北口だけではない。
富山県と富山市は、北陸新幹線を開業を前提とした富山駅の高架化事業に伴い、富山駅周辺地区景観デザイン計画案作成に関し、「景観デザイナー」を全国から公募した(9月14日締切)。
県と市では、平成18年12月に「富山駅周辺景観デザイン検討委員会」を設置。今回の公募は、同委員会のもとで景観デザイナーを広く公募し、選定するというものだ。
高架化により、北口、南口の垣根を越えた、「富山らしい、駅周辺の景観」のイメージ図が、間もなく姿を現すことになる。
中心市街地「総曲輪」でも、再生を賭けた「景観」が。
一方、富山駅より2㎞ほど南に位置する古くからの繁華街「総曲輪」でも、中心市街地の再生を賭けた「景観」が、このほど誕生した。
9月17日にオープンしたガラス張りの広場「グランドプラザ」(写真)と、9月21にオープンした再開発ビル「総曲輪フェリオ」だ。
中心市街地の「空洞化」は、ここ富山でも深刻な問題。郊外のロードサイド店の隆盛に加え、ここ富山市では、ライバル「金沢市」への買い物客の流出に歯止めがかからないと言う。
グランドプラザと総曲輪フェリオは、こうした状況を打破する「切り札」としての期待が大きい。
確かに、グランドプラザは、「ガラス張りの公園・広場」と言うだけでも、かなりインパクトのある景観だ。今後、富山の「新しいマチの顔」として認知され、定着していくことだろう。一方、「総曲輪フェリオ」は、華々しくオープンはしたものの、キーテナントである大和富山店が眼と鼻の先の「西町」から移転したに過ぎない、との声も聞こえてくる。一度金沢に流れた買い物客をどれだけ富山に引き戻せるか、真価が問われるのは、これからと言えるだろう。
いずれにせよ、富山市はその姿を大きく変えようとしている。
この街固有の「景観」が、今後どれだけ全国的に認知され、それがどのようなカタチで地域の活性化に結びつくのか、注目されるところだ。
P R ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【パソコンスクール フランチャイズ】を開設するなら!