2007.11.09
株式会社JTB首都圏(東京都品川区、石川克巳代表)は、夕張市の協力のもと、夕張リゾート株式会社(北海道夕張市)、ホームファッションニトリ(北海道札幌市)と共同で首都圏から北海道夕張市への修学旅行用プログラムを開発したと発表した。
今回発表したプログラムでは、「夕張リゾート」が夕張市の地域再生支援として実施している"ドキュメンタリーツアー"を、地方財政についての学習素材として加工し、夕張市での体験プログラムに盛り込む。ドキュメンタリーツアーは、財政再建団体になった夕張の実情や背景を、各観光施設の見学と合わせ、ガイドが案内するもので、オプションとして夕張市長や元炭鉱従事者・市職員・団体の人を招いて生の声を聞きながら交流を持つことができるというもの。
また、「ホームファッションニトリ」は、夕張市再生に向け、2007年度から5年間かけ、20,000本の桜ともみじを植樹していることから、この社会貢献活動を修学旅行生が体験できるようにプログラム化し、ボタ山の緑化活動として桜の苗木の植樹を予定している。
JTB首都圏では、上記プログラムを2008年度実施の修学旅行用に首都圏の高等学校向けに販売を開始。現在のところ横浜隼人(はやと)高等学校(神奈川県横浜市)北海道4泊5日の修学旅行での実施が決定している(2008年5月実施予定)。同校では、参加する生徒に地方財政の現状を学ばせると同時に、自らがどのような形で社会や他者に貢献し、かかわっていけるか、また、かかわっていかなければならないかを実体験を通して学び取ってもらいたいと、今回の実施を決めたと言う。
P R ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■