2006.05.18
コールセンターやバックオフィスの誘致を進めている札幌市は、誘致PR活動の一環として、東京ビックサイトで開催中の「アドバンストオフィス2006」(5月17~19日)にPRブースを出店中だ。
同ブースでは、札幌市のビジネス環境を東京など他の都市と比較しながら、豊富で低廉な労働力、快適で低廉なオフィス・居住環境、自然災害が比較的少ない点、コールセンター業務の「受け皿」となる25~34歳の女性労働力の増加率が高い点などをアピール。同市の資料によれば、札幌市の平均給与は東京の約70%、オフィス賃料は約3分の1だという。
札幌市では、カード会社最大手のJCB、インターネット証券大手の松井証券など、既に多数のコールセンター、バックオフィスの誘致例があるが、コールセンター、バックオフィスは一度に大量の雇用を創出することから、今後とも積極的に誘致を推し進めていく考えだ。なお、札幌市ではコールセンターなどの進出に際し、最大3,500万円の補助金や、人材確保、人材育成などに関するバックアップも行なっている。コールセンター、バックオフィスの「誘致合戦」が全国的に激しさを増す中、誘致の先進地である同市の動向は、今後とも注目されるところだろう。
P R ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■