2007.11.02
三井不動産株式会社をはじめとする民間事業者5社は、JR武蔵野線・新三郷駅前の「武蔵野操車場跡地」約51.1haを活用した、商業・住宅・物流施設など全12街区(総敷地面積約34ha)から構成される大規模複合開発の建設工事を、11
月6日より順次着手すると発表した。また、全街区を総称するタウンネームを「Shin-Misato LaLa City(新三郷ららシティ)」とすることを合わせて発表した。
「新三郷ららシティ」は、昭和61年に閉鎖された貨物列車の操車場跡地を開発するもので、独立行政法人鉄道・運輸施設整備支援機構が昨年7月に実施したコンペにて、同社を代表とするコンソーシアムが落札。その後、3~5街区および7街区を開発する同社を中心に、1街区の大和ハウス工業株式会社、2街区のプロロジス、6街区のIKEA Property,S.L.、8~12街区の三井不動産レジデンシャル株式会社の各事業者が、相互に連携を図り、計画を推進してきた。
現在、同タウンでは鉄道・運輸機構による道路などの基盤整備が行われており、今後、スウェーデンの世界的ホームファニッシングカンパニー「IKEA(イケア)」による「IKEA 新三郷」の起工式が11月6日に執り行われるのを皮切りに、各街区が順次着工する。
同タウンでは、同社の大規模商業施設「(仮称)ららぽーと新三郷」、「IKEA 新三郷」に加え、世界約520ヶ所で展開する会員制大型卸売り店「コストコホールセール」を誘致し、駅前エリアに国内有数の一大商業集積ゾーンを創出すると言う。
また、開発に併せ、ららぽーとに直結するペデストリアンデッキが駅前に新設されるほか、各商業施設を結ぶ無料シャトルバスの運行など、歩行者や来街者の安全性と利便性に配慮した計画とする予定で、市道・采女線の車道が拡幅されるとともに、植栽やデザインを統一した全長約2㎞にわたる遊歩道も整備する。
南側のゾーンには、三井不動産レジデンシャル株式会社が、敷地面積200㎡以上のゆとりある戸建住宅(269区画)を建設。緑地や公園などのオープンペースを随所に配し、コミュニティーの場も提供する。着工・販売は来年春以降の予定。
商業ゾーンの北側には、常磐自動車道と東京外環自動車道が交わる交通の要衝としての特性を生かし、大和ハウス工業株式会社とプロロジスが大型物流施設を建設する。
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